福岡県飯塚市の日本在宅医学会専門医研修施設医療法人楽生会松口循環科・内科医院

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クリニック日記

検査ばい!「運動負荷心電図」

2018.04.02

「胸が締めつけられる・・・」「圧迫感のある・・・」 「重苦しい・・・」

いつも歩いている散歩道なのに・・いつも昇っている階段なのに・・・

最近、なぜか

『きつくなった~』

『2~3回休まないと歩けない』

通勤時の気分不良、胸部違和感、冷汗。

駅の階段を昇ると息切れ・・

入浴中胸痛・・

いつもの日常生活で「あれっ?こんなことあったかしら?」と感じたら

運動負荷心電図検査で運動の前と後での心電図変化をみてみましょう。

症例)

『入浴中の胸苦しさ』『坂道を登る時の息切れと動悸、冷や汗』

最近こんな症状があるので心配ということで、

当院で運動負荷心電図検査を施行しました。

自転車をこぎ始めて5分後に『胸がきつい』と訴えたため、運動を中止、

心電図で、虚血変化が出ていました。

症状が治まると、心電図はもとの状態に戻りました。

労作性狭心症疑いで精密検査をして心臓の冠動脈に狭窄が見つかりました。

例)運動負荷陽性

 心電図が変化している箇所(V3 V4 V5 V6)

★運動負荷心電図

心臓の冠動脈がせまくなっている場合、

運動することで心臓への血液の供給が一時的に不足します。(狭心症と言います)

その様子を心電図変化としてみるものです。

狭心症の場合、症状はしばらくすると消え、心筋も回復し、

心電図も運動前の心電図に戻ります。

 

だんだん暖かく春を感じるようになりました。

外で体を動かして気分転換!

毎日の運動で健康作り、病気の予防に心がけましょう。

また、運動することで体のちょっとした変化に気付き、

病気の早期発見に繋がることがあるのです。