診療案内
2019.02.01
全自動血球計数器~part1
全自動血球計数器が2回目の定期点検を終えました。
毎日大活躍!医院の働き者3年目突入です。
この器械は、血液中の細胞成分(赤血球、白血球、血小板)の数を
測定します。主に貧血や感染症などの診断に有用です。
また、C反応性蛋白(CRP)を同時に測定することで、体の炎症の重症度合いが
早く分かり、速やかに治療を開始することができます。
風邪シーズン到来、毎日、大忙しで働いてくれます。
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58歳女性 インフルエンザ発症後10日も経つが、熱が38度代から下がらないということで来院しました。
早速、血球計数器にて血液検査です。
白血球とCRPの上昇を認め、とても強い炎症が起きていることが分かりました。
炎症源はどこなのか?レントゲンを撮りました。
レントゲンでは、両側肺に肺炎所見を認めました。
動脈血酸素飽和度(SPO₂)は92%と低下していました。
直ちに救急外来を受診してもらい、入院となりました。
インフルエンザは感染すると、倦怠感や関節痛など
つらい症状がでます。熱がさがっても、
『なかなか床から起きれない』『食欲がない』など
数週間は日常生活に支障のきたす患者様もいるようです。
また、インフルエンザ感染によって、全身の抵抗力が低下すると、
ほかの細菌などに感染することで肺炎を起こすこともあります。
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風邪以外にも体がだるい・・・、急にお腹が痛くなった・・・といった症状がでたとき、診察を受け、感染症を疑えば、直ちに、血液検査にて重症度合いを診るとともに、他の検査(レントゲン、超音波検査)にて原因追及に努め、迅速な治療に繋げていきたいです。