福岡県飯塚市の日本在宅医学会専門医研修施設医療法人楽生会松口循環科・内科医院

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クリニック日記

「在宅ばい!初期研修医2年目」

2018.09.25

No.37   藤井 裕太郎(ふじい ゆうたろう)(照英・ノブ)先生

{将来どのような医師になりたいか}
診療科も働く場所を問わず、医師の仕事は「患者家族がより良い人生を送る手助け」を
することと常々思っています。
将来自分は脳神経外科医になりますが、自分の手術を含めた診療で患者家族の人生が
より良くなるような、そういう人生への関り方の出来る医師になりたいです。



{訪問診療に行った感想}
ポイントは「笑顔」でした。
今まで自分は急性期病院である飯塚病院で診療していましたが、今日は退院した患者の
その先の生活に関わらせていただきました。身寄りのない独居の方、老々介護の夫婦、
決して自分たちの力だけでは自宅で生活することが不可能な方々が、本当にたくさんの
方々のチームワーク、支えで自宅での時間を過ごされている所を見て、飯塚という地域の
パワーを感じました。またその結果、残された大切な時間を過ごしたい場所で過ごしたい
人と過ごせていることで、心にも少し余裕が出るのか、皆さんのあふれ出る「笑顔」が
とても印象的でした。実際に訪問すると、患者さんのご自宅から歴史を感じる人生への思い
を馳せるきっかけになりました。そうするとさらに患者家族さんの診せる「笑顔」が身近に
愛おしく感じました。この一週間で「この患者さんにとっての幸せって何なんだろう?」と
考える大切な視点を得ることが出来ました。将来自分は脳神経外科医として急性期病院で
働くことが多くなると思いますが、この経験を忘れず、より広い大きな視点をもって
より良い医療を提供できるように診療して行きたいと思います。


(^-^)
たった2日間という短い期間の訪問診療でしたが、こんなに多くの感情や考えを感じて
もらえて良かったと思います。「笑顔」には、病気であっても幸せに感じる、嬉しく感じる
楽しく感じることがあれば、自然と出てくるものです。その場面を多く見れたということは
患者さんの生活に触れることが出来たのではないでしょうか。最高の脳神経外科医になり、
ご活躍する日を楽しみに待っておきます。頑張ってください。