診療案内
2017.02.17
№.10 鵜木 友都 (うのき ゆうと)先生
【総合診療】
{特技 ・ 趣味} 卓球、吹奏楽(サクソフォーン吹いてました)
「訪問診療を経験して」
病棟医師として、時々訪問診療を導入していましたが、その方々がどのような状況なのかを
実際に見ることができいい経験になりました。病院でみる時と、ご自宅でみるとではこんなに
違うのかといつも驚きます。
また、患者さんの生活が見えることで、今後の問診とか面談で聞きたいことがらが変わりますし
(自宅周辺の環境、家族構成、ペットの有無、趣味など)、在宅導入や退院前カンファにも役立て
れるなと感じました。
さらに、在宅でインスリン導入や腹腔穿刺や胸腔穿刺までできることに驚きました。
ただ、病棟とは違ってこまめに経過を診られないため、マネジメントの難しさを痛感し、
内科医としてのスキルをもっと高めなくてはと気持ちを新たにしました。
将来、病院で総合診療科医として働くのか、クリニックで家庭医として働くのか、
はたまた全然違う道へ進むのか、まだ決めきれてないのですが、
訪問診療には今後も携わりたいなと思いました。
「将来どのような医師を目指したいか」
医療・福祉システムをしっかりと理解し、患者さんに適切な社会福祉サービスを
提供できるようにしたいです。
また、医学的知識を高め、更新していくのはもちろん大切ですが、その他の能力
特にコミュニケーションスキルやプロフェッショナリズムなど
人工知能(AI)が発達したとしても必要とされる能力を高めていきたいです。
^-^訪問診療の悩み
訪問診療は、病院に入院しているのとは違い様子を診たいと思っても、患者様の家に行かなければ
診療を行うことが出来ません。当院の訪問診療は、担当医性ではない為次の訪問診療が同じ先生が
診療するとは限りません(疾病や病状によっては、同じ先生に訪問診療に行っていただいています)
状態の急な変化があれば、その時にいる先生が診療に行き指示を出し、また数カ月して久しぶりに
診療をするということもあります。情報の共有はしっかりと行うのですが、診療する先生からすると
指示を変更したり新しく指示を出した後は、経過が気になりますね。鵜木先生は、初期研修の時に
当院で訪問診療に同行しています。その時は同行してどのような事をしているかを見学する形でしたが
今回は、先生がメインとなって訪問診療を行う責任の重さをとても感じたと話されていました。
訪問診療はチームワークと情報の共有というところが最も重要となる部分だと改めて感じました。