診療案内
2016.12.03
№12 熊城 伶己 (くましろ れいき)先生です。
{将来どのような医師になりたいか}
小児から高齢者、妊婦、外傷までどんなことにも対応できる救命救急医
{訪問診療に行った感想}
普段私達が病院で働く際「この患者さんの退院後のゴールをどうするか?」
という議論を度々行います。
医師として大病院で働くと、入院している状態が患者さんの「非日常」で
あることの意識が薄れてしまいがちです。しかし、今回往診研修をさせて頂き
多くの方は、病気と共に自宅や地域で「日常」の生活を送っているということを
再認識することができました。往診、地域医療はそうした方々の日常生活に
医療を提供できる機会なのだと感じ、とても魅力的な場だと思いました。
今回の研修で学んだことを踏まえ、「退院後の患者さんの”日常”」にまで
配慮できる医師になりたいと強く感じました。
(^-^)安定している患者様から末期がんの終末期の患者様の
訪問診療に行きました。
末期がんの患者様のところでは、麻薬の貼付製剤から
注射製剤への切り替えを行いました。
在宅では、終末期になるとご家族が患者様の状態変化や訴えを医療者報告します。
そこで、家族が何を望み何を不安に思い、どのように対処してほしいと
考えているのか、またその訴えに対して医療者はどのようなリアクションを
起こす必要があるのか、リアクションを取ることの意義について
熊代先生の最初の指導医であった、工藤先生と訪問診療に行っていたの
で指導を受けていました。
在宅を継続していくには、家族とのコミュニケーションや信頼関係がなければ
頻回なコールに繋がったり、常に不安を訴えて出来ていたことが出来なく
なってしまったりします。
信頼関係を築くための一つに「リアクション」があると思います。
患者様や家族の訴えに分かりやすい「リアクション」をする。
なぜその「リアクション」になるかを説明しながら行うこともあり。
不安を抱いている家族や患者様に説明付きの「共感したリアクション」をすることは
言葉だけで伝えるよりもより効果があると思います。
*男性の方向音痴ってあまり、あまり出会ったことがなかったのですが・・・・
工藤先生も熊代先生も なかなかの方向音痴っぷりを楽しそうにお話ししていました。
(飯塚病院内で迷子になって病棟の行き方を看護師に聞いたとか・・・ 朝は忙しいから声かけたらダメだとか・・・・)
往診に行く際助手席に座っている人に地図を見ていもらうことがあるのですが
この日私は、初めて伺う患者様が二人いましたが、迷子になりたくなかったので
自分で地図を見ながら運転しました。( ̄▽ ̄)