診療案内
2016.08.04
院長先生が患者様から「慈母観音菩薩様」を頂きました。
えっ!!・・・
驚きです。
この慈恵観音様は、患者様の手で彫られたものです。
安永 久峯(喜久男)さん 末期癌の患者様です。
仏像彫刻をして40年 京都から2年前に飯塚に引っ越してこられました。
ご自身の最後の過ごし方、その後の事などもすべて決めています。
「人生全力で生きつくした、何時倒れてもそれが最後」と
「色々なことがあったが、最終的には思った通りになった」
笑顔ですがすがしく話されます。
お話を聞くと、様々な経験をされており「6年間 生け花の先生のもと
で生け花を教わった、その経験が自分のすべてにいきている」
お話をしている途中でその時の事を思い出すように話され
聞いている私にもその光景が目に浮かびそうでした。
そんな 仏像彫刻をされてきた安永さんが今日の診察の時に
「慈恵観音菩薩様」を持ってきてくださいました。
小さな子供が2人1人は腕に抱き、もう1人は下から菩薩様を
見上げている、「この姿が患者さんが先生にすがるような感じがして
先生にこの菩薩様を持ってきました」と話されました。
ずっと見ていたくなるような観音菩薩様です。
HPのクリニック日記に安永様の事を書きたいとお話しすると
快く承諾してくださいました。 いつも穏やかに笑顔で関西弁を
話される安永様ありがとうございました。
また、お話聞かせてください。