福岡県飯塚市の日本在宅医学会専門医研修施設医療法人楽生会松口循環科・内科医院

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クリニック日記

「在宅ばい!初期研修医2年目」

2017.03.10

No.16   林 高大  (はやし たかひろ)先生です。
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{将来どのような医師になりたいか}
医療機関開発に携わるような医師を目指しています。
今回の経験を活かし、在宅医療で活躍できる機会を考案できればと思います。

{訪問診療に行った感想}
病院で診療する時とは異なり、一人一人の社会背景や家で生活するのに困っている
ことなど今まで深く考えていなかった部分を学ぶことが出来ました。
今後の診療に深みをつけたいと思います。

^-^こんな日もある
初期研修の先生が松口の訪問診療に同行するのは
たった2日間、訪問診療で行く患者様の病状は様々です。

今回の訪問診療は、こんな日もあるのかと言うくらい
色々なパターンの訪問診療に行きました。
「施設・末期癌・慢性期・初回訪問診療・超高齢者独居・難病・
在宅高カロリー輸液中・小児・最後はお看取り間近の緊急往診」
1日でこれだけの経験が出来ることは滅多にありません。

最後に訪問したのは90歳独居の患者様の訪問診療に行きました。
個人的に、将来はこの患者様のように暮らせて行けたらいいな、見習わなければと
訪問診療に行くたびに感じさせてくれる素敵な方です。

家事も全て自分で行い、何時行ってもお部屋はきれいに掃除され、季節毎に
お部屋の置物も変わります。買い物は生協と歩いて数分の所にあるコンビニ。
杖もつかわず足取り軽く歩かれます。「コンビニまで行くのが関の山です」と
話し、「無理をしないで歩きます、急な方向転換が出来ないので気をつけ
ながら歩いています。」{「私は出来る!」と言い聞かせて自分でリハビリ
だと思ってやっています。}と楽しそうに話される姿に感動します。

色々なパターンの訪問診療に行った中で
この患者様の訪問診療に行ったことで、林先生に訪問診療の奥の深さ、
訪問診療の役割を知ることが出来たのではないでしょうか。